自民党国家戦略本部、移民1000万人を首相に提言

自民党国家戦略本部の「日本型移民国家への道プロジェクトチーム」(座長・木村義雄 衆院議員)は20日午前、日本の総人口の1割に当たる1000万人程度の移民受け入 れを目指す政策提言を福田康夫首相に提出した。首相は「人口減少社会に入って いく中で、広く人材を活用しかなければならない。提言を生かせるよう真剣に受け止めた い」と述べ、前向きに検討する考えを示した。

木村氏やPT顧問の中川秀直元幹事長らが20日午前、首相官邸を訪れ、首相に報告 書を手渡した。

提言では、移民の積極的な受け入れで活性化を図る「移民立国」への政策転換が必要 性を強調。外国人政策を一元的に担う「移民庁」設置や移民受け入れの指針となる「移 民基本法」制定、留学生の100万人受け入れ-などの政策が盛り込まれている。

2008年6月20日 産経新聞より